以前「玄関扉を錆っぽくしたい」とご相談いただいたお客様が、再びご来店されました。
【PBシルバー】をベースに、一部を【錆風にできる2色セット】で塗装したそうですが、お客様は完成した玄関扉に納得しておられないご様子でした。
「錆風塗装は大成功したのですが、あまりにリアルで本当に玄関扉が錆びているみたいになってしまいました。オシャレにするにはどうすればいいですか?」
お写真を拝見したところ、PBシルバーの金属感と錆風塗装が調和し、重厚感のある扉に仕上がっていました。ただ、お客様がおっしゃったように錆の赤みが強く出ているためか、本当に錆びているように見えます。
お客様には、錆部分の色味を落ち着かせるために上からPBシルバーを薄く塗装することを提案しました。PBシルバーはベースに塗っている色ですので、錆風塗装をPBシルバーで挟み込むことで、全体がうまく馴染むことを期待できます。
「錆風塗装の良さを残しながら塗るのは難しそう。」
と不安そうにおっしゃっていたので、この場で塗装を試してみることになりました。

▲ベース:PBシルバーを塗装

▲錆風塗装を施す
お客様の玄関扉はおそらくこんな状態です⇧
この状態では、錆風塗装の赤みが強いので、PBシルバーを上から重ねます。

▲PBシルバーを重ねる

▲完成
錆風塗装がうまくなじみましたね。本物の錆っぽく見えていた塗装からアンティーク風へと変化しました。
「なるほど。何度も重ねて塗ってもいいんですね。失敗が怖くて、塗り重ねていませんでした。」
お客様は対処方法が分かって安心されていました。店頭で実演した錆風塗装は見本としてお持ち帰りいただきました。
「完成したら報告に来るので、見てください!」
とおっしゃってお店を後にされました。
「店頭で説明を聞いた時は覚えていたけど、帰ってきたら忘れてしまった。」ということ、ありますよね。使ったことのない塗料ならなおさらです。塗装手順や塗料の扱い方など、些細なことでも構いません。ぜひお気軽にご相談ください。LINEでもご質問・ご相談をお受けしております。
TAKARA TORYO
コメント
コメントを投稿